ペインクリニック/星状神経節ブロック 〒652-0851 神戸市兵庫区材木町1-11 TEL.078-652-8766 FAX.078-652-8767
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対象となる主な疼痛性疾患
緊張型頭痛 | 片頭痛 | 群発頭痛 | 非定型顔面痛 | 三叉神経痛 | 外傷性頚部症候群 | 帯状疱疹による痛み | 帯状疱疹後神経痛 | 肩こり | 腰痛 | ひざ痛 | 坐骨神経痛 |
→対象となる主な非疼痛性疾患
→星状神経節ブロック療法とは
緊張型頭痛
首や肩の筋肉の緊張が引き起こす頭痛です。頭痛のなかでは最も多く見られるものです。精神的ストレス、肉体的要因など色々な原因で起こります。
当院では主に肩や首筋の痛みのある部分に局所的に注射をしたり、電気刺激を使ったりしてこりをほぐす治療から開始していきます。それでも緊張が強く症状の改善が見られない場合は星状神経節ブロックを行います。
鎮痛薬で症状が思うように改善しない場合などが当院の治療の良い適応です。

25歳 女性(緊張型頭痛)
首から肩にかけてのつっぱり感と痛み、こめかみから側頭部、後頭部にかけてのしめつけるような、ズキズキするような痛みを訴えて来院。ロキソニンを飲んでいたが最近は徐々に効かなくなってきている、とのことであり、星状神経節ブロックを施行した。
一回目のブロックで後頭部の痛みが無くなり、こめかみの痛みのみになった。10日後2回目のブロックを行い、頭痛が起こらなくなった。治療後半年たった現在も肩こりは強いが頭痛が起こることはないと言っている。
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片頭痛
緊張型頭痛ほど多くはありませんが、良く見かける頭痛です。ずっと痛いわけでは無く、発作的に痛みが出てきます。頭痛の前兆を感じる方も多く居られます。若い頃に発症することが多く、徐々に痛みの程度や発作の頻度が増悪する場合が多いです。高い確率で遺伝的要素があるといわれており、原因もいくつか考えられていますが、はっきりした原因は今のところ分かっていません。症状が強くなると、一般的な消炎鎮痛剤は効果がなく、吐気、嘔吐を伴いQOLを著しく低下させます。
当院ではまず、薬剤によって発作時の痛み軽減と発作予防を目指します。それで効果が無いようでしたら、星状神経節ブロックを行います。他院で薬剤による治療を色々試されたが効果があまり無かったという方も、当院の神経ブロックを併用したら効果が上がる可能性があります。

38歳 女性(緊張型頭痛、片頭痛混合型)
子供の頃から頭痛発作があったがそれほどひどくはなく、市販の鎮痛薬で治療していた。
最近になって、肩から背中にかけての痛みが起こるようになり、従来の頭痛とは少し違う頭痛が側頭部を中心に起こるようになり、痛みは持続的で1日中痛いこともあり来院した。
すでに内服の鎮痛薬では効果がないとのことだったので、星状神経節ブロックを開始した。1回目のブロックで1週間頭痛が起こらなかった。2回目のブロック後しばらく頭痛は軽減されていたが、事情があり来院されず再度頭痛が増悪してきた。約1ヵ月後来院され現在治療中。
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群発頭痛
非常にまれな頭痛ではありますが、激烈な痛みを起こす頭痛の一つです。
片側の目の周りから目の奥、こめかみの周囲等に激しい顔面痛として自覚されます。目の充血、鼻づまり、涙がでるなどの症状をともないます。発作期と全く症状が無い時期とがあります。発作期は人によりますが2週間から3ヶ月、症状が無い時期は6ヶ月から数年です。内服薬で効果的なものはまだ出ていませんが一部片頭痛の薬で効果がある場合があります。
当院では痛みが起こっている領域の知覚を支配している神経のブロックを行ったり、星状神経節ブロックで対処します。内服薬の効果があいまいであるため、今のところ神経ブロックが最も効果的な治療であるといえます。

39歳 男性(群発頭痛)
発作期が1年に1〜2ヶ月、発作期には1日2回目をえぐられる様な痛みが起こると訴えられて来院した。ちょうど発作期に入ったとのことであった。星状神経節ブロックを2回/週のペースで開始した。徐々に発作の間隔が長くなり、6回目のブロックで発作が起こらなくなった。その後念のためさらに数回ブロックを施行し、発作が起こらなくなった時期に入ったと思われるところで治療を中止した。
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非定型顔面痛
口腔、顔面に起こる痛みで、痛みの性状や部位から該当する疾患が全くない場合に診断されます。顔面外傷後や抜歯などの歯科治療後に起こることが多いです。有効な治療法は乏しいですが、当院では星状神経節ブロックを中心に治療していきます。
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三叉神経痛
顔面の知覚神経である三叉神経の障害で起こる神経痛です。発作の時間は秒単位と短いですが、痛みが激烈なため発作を繰り返すとQOLを著しく低下させます。発作の間欠期には全く痛みはありません。
治療はまず内服薬を使います。それでコントロールが出来ないようであれば三叉神経ブロックを行います。最終的には外科的手術療法もあります。
当院での治療は三叉神経ブロックです。
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外傷性頚部症候群
頚椎に急激な衝撃が加わることが原因となり起こる症候群です。交通事故のことが多いのですが、スポーツや日常生活での転倒など誘因は様々です。
頚椎への衝撃で頚部の靭帯や筋肉、椎間板などが損傷されるのですが、重症の場合は脊髄や神経根にも損傷が及ぶ場合があります。自覚される症状は多彩です。以下によく見られる症状を挙げます。
(痛み)首から肩、背中の痛み、上肢の痛み、緊張型頭痛に似た後頭部の痛み。これらは炎症や浮腫による神経の圧迫や、筋肉の収縮による血流障害によって起こっていると思われます。
(感覚異常)上肢や後頭部のしびれ感特定の神経の支配領域に限らず起こることが多いため、神経の障害によるものだけではないようです。やはり血流障害によるものも考えられます。
(Barre−Lieou症候群)頭痛のほか、めまい、耳鳴り、視覚障害、吐き気、などを訴える症候群で、頚椎の微小な血流障害により起こるとされています。
(その他の症状)全身の冷えや熱感、倦怠感、不眠、なども自律神経のバランスが障害されて起こってきます。
当院では、痛みやしびれに対してそれぞれの症状に応じてブロックを行い、鎮痛と局所の血行改善をはかり、症状の緩和を目指します。
まためまいや耳鳴りなどの症状には星状神経節ブロックを行い、頚椎の微小循環の改善をはかります。
自律神経症状に対しては漢方薬の内服と星状神経節ブロックの組み合わせが効果的と思われます。

補足:上記の様な症状を訴える方の中には低髄液圧症候群によるものもあるようです。が、その数はそれほど多いものではなく、ほとんどの方が外傷性頚部症候群の範疇に入るものと思われます。
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帯状疱疹による痛み
水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化により罹患神経の支配領域に有痛性の皮疹が生じるものです。前額部、胸部、腹部、腰部、四肢などに片側性に発症します。
早期からの神経ブロックによる除痛が慢性痛へ移行する予防となります。

65歳 男性(右上肢帯状疱疹)
帯状疱疹発症直後より右手の強い痛みが出現し、発症後1週間で来院。星状神経節ブロックを週2回と漢方療法で治療を開始した。ブロック9回目でほぼ痛みが消失し、皮膚のしびれ感のみとなったため漢方薬の内服のみとした。その後症状は徐々に改善し、治療開始後3ヶ月で治療を終了した。

78歳 男性(右肩甲骨〜前胸部帯状疱疹)
2ヶ月前に帯状疱疹を発症した。皮膚科にて治療を受けていたが痛みは軽減せず、皮膚科より紹介で来院した。星状神経節ブロックを週二回施行したところ、5回目でほぼ満足のいく程度まで痛みを軽減できた。その後は内服薬で治療した。
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帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹発症後に痛みが慢性化したものです。治療は困難ですが、神経ブロックを中心とした治療で日常生活に支障をきたさない程度までの除痛を目指します。

67歳 男性(右胸部帯状疱疹後神経痛)
1年前に帯状疱疹の部位に痛みが出現した。皮膚科、神経内科にて治療を受けていたが改善しなかった。3ヶ月前より痛みが増強しており来院した。来院当初は週1回のペースで神経ブロック、点滴療法、漢方薬を含めた内服薬で治療した。治療開始2ヶ月でかなり痛みの範囲が狭くなってきたため、点滴療法と電気治療を併用し、内服薬は減量した。その後徐々に痛みは軽減され、治療開始5ヶ月で満足のいく除痛が得られたため、治療を終了した。
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肩こり
肩こりで悩んでおられる方は非常に多いと思うのですが、肩こりで病院へ行くのも気が引けて治療を受けずに放置している場合が多いのではないでしょうか?しかし、昨今のストレス社会も原因してか、肩こりもなかなか馬鹿に出来なくなってきています。放っておくと緊張型頭痛を引き起こしますし、最近当院で両手のしびれを訴えておられた方が、肩の血流をよくする注射で手のしびれが改善したということもありました。
当院では、症状の度合いによって段階的に治療をしていきますので、症状がひどくなる前に気軽にお越しください。
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腰痛
腰痛を起こす原因は様々です。腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアなどは整形外科を受診された方は良くご存知とは思います。これらは手術をするほどのものでないのであれば、当院では神経ブロックで治療します。しかし、一般的に一番多いと思われる腰痛は、背骨には特に異常が見つからない、または見つかっても軽度であるがしかし痛い、というものの様です。これは、姿勢の問題、ストレス、などが原因して局所の血流が障害され痛みの悪循環が起こり、頑固な腰痛が発生しているのだと思います。若い女性にもこの様な腰痛の方が増えてきているようです。
治療は局所の神経ブロックまたは電気治療に漢方薬を併用していきます。

63歳 女性(腰椎椎間板ヘルニア)
3ヶ月前に腰痛と両足のしびれが起こり、整形外科で腰椎椎間板ヘルニアと診断され内服治療で様子を見ていた。しかし痛みとしびれが軽減せず来院した。腰を中心とした神経ブロック治療と漢方薬を併用し治療を開始した。数回の来院で症状はかなり軽減され、しびれはほぼ消失した。痛みも範囲が非常に狭くなってきており、現在は週一回、神経ブロックと電気治療および漢方薬の内服で治療中。

46歳 女性(腰椎椎間板ヘルニア)
1ヶ月前に腰に激痛があり、それ以降腰痛と歩行困難が続いている。整形外科より紹介を受けて来院した。3回の神経ブロックで痛みが劇的に改善し、仕事も出来るようになった。その後は電気治療を数回施行し、治療を終了した。
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ひざ痛
痛みを伴う膝の疾患で一番多いのは、やはり変形性膝関節症でしょう。
ただ大事なことは、痛みと関節の変形は直接には関係は無いということです。
どういう事かと言うと、変形や加重による負荷のために関節内の滑膜という膜が障害されると炎症が起こって痛みが出てきます。要するに炎症が痛みを誘発するのであって、変形しているからといって、すぐに痛くなるかというとそうではないのです。そしてその炎症は膝の血流が障害されていなければ、血流によって治まりますので痛みがそれ程ひどくなることはありません。長引く膝の痛みにお悩みの方は、ほとんどが膝の血流障害を起こしているものと思われます。
当院では神経ブロックにより、一時的にでも痛みを遮断しその間に膝の血流を増加させるのに必要な筋肉を鍛える運動を指導して治療しています。また少しでも体重を減少させ膝への負担を減らす様に漢方療法も併用しています。
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坐骨神経痛
腰痛に伴って起こってくるものが多いようです。臀部から足にかけて痛みやしびれが起こり、ひどい場合は痛くて歩けないという方もおられます。やはり原因が腰にある場合が多いのですが、そうでない場合もあります。原因が腰の場合は腰痛を治療すれば坐骨神経痛も治まります。そうでない場合は臀部の坐骨神経の出口付近の圧迫により痛みやしびれが起こっている事が多いようです。これも血流障害による炎症が関係していると考えられます。この様な場合は、坐骨神経の出口付近に直接ブロック注射をすると効果的です。
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対象となる主な非疼痛性疾患
花粉症
星状神経節ブロックが効果があります。お薬による治療で満足のいかない方、薬だけでは日常生活や仕事に支障をきたす様な方はお勧めします。治療は花粉症の季節の1〜2ヶ月前から開始するのが効果的です。回数は必要ですが、治療がうまくいけば根治可能ですので来シーズンからは全く症状が出ないかまたはかなり症状が軽くなります。
アトピー性皮膚炎
漢方薬を中心に星状神経節ブロックを併用して治療していきます。皮膚科的な治療で症状がコントロールできない方や脱ステロイドをお考えの方は一度ご相談ください。
メニエール、めまい
星状神経節ブロックが効果があります。漢方薬も併用して治療していきます。
その他の疾患
自律神経のバランスの乱れが原因と思われるような疾患に対して、星状神経節ブロックは直接自律神経の中枢へ働きかけてバランスを調節する効果があると思われます。自律神経失調症や慢性疲労症候群等と診断されている方で、お薬での治療では症状の緩和がえられない方は特にお勧めします。
アレルギー疾患になぜ星状神経節ブロックなのか?
花粉症、アトピーをはじめ、多くのアレルギー疾患は現代病とも言われ、日々のストレスと大きく関連しています(精神的ストレスだけでなく、食品添加物などの物質的ストレスも含む)。というのは、ストレスにより自律神経のひとつである交感神経が常時緊張状態にさらされ、そのため交感神経が過緊張状態になります。そうなると自律神経は免疫系と密接に関係していますので免疫系のバランスが崩れるわけです。そして本来アレルギー反応を起こさないような自然界の物質(花粉、動物の毛、ダニ、等)にまで免疫系が過剰に反応し、花粉症やアトピーといったアレルギー症状が出てくると考えられます。
そこで、星状神経節ブロックは自律神経の中枢である視床下部に直接働きかけ、自律神経のバランスを調整する効果が期待できます。自律神経が調整されればおのずと免疫系も調整され、過剰な反応をしなくなります。そういう訳で、星状神経節ブロックはアレルギーに効くのです。ところが、ここでひとつ問題があります。それはステロイドを使用している患者さんは治療の効果が現れにくいということです。ステロイドは本来、体内で産生されるべきものなのですが、それを体の外から注入すると免疫系のゆがみに拍車をかけることになるからです。ですので、ステロイドは短期的に使うのは非常に効果的ですが、長期に使うと根本治療を妨げることになります。
当院では、アトピー性皮膚炎、花粉症、その他アレルギー疾患に対してステロイドは一切使用しません。また、ステロイドを使用中の方には止めていただくか、漸次減量していただくようにしています。そして星状神経節ブロックと漢方薬で根本治療します。
【注意!!】
ステロイドを長期に使用している患者さんは、急に止めるとかなりの確立でリバウンドが起こりますので、ご自分の判断で止めるのではなく、必ず医師に相談して下さい。
特に、喘息のある患者さんはステロイドのリバウンドが命に関わることもありますので、注意してください。
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星状神経節ブロック療法とは
頚部の一ヶ所に細い針を刺し、少量の局所麻酔薬を注入するだけのブロックです。頚部の交感神経の緊張を和らげる効果があります。
頚部の交感神経は脳、頭、顔面、頚、肩、上肢に作用していますので、これらの交感神経の緊張が和らぐ効果があります。

特に、脳では自律神経の中枢である視床下部に働きかけると考えられ、頭・頚部、から上肢にかけての疾患のみならず、全身に作用すると思われます。
当院では星状神経節ブロックをブロック療法の中心にしています。
このブロックは頚部の一箇所に細い針を刺入し、少量の局所麻酔薬を注入するだけのブロックです。
このブロックをすると特に脳への血流が増加し、自律神経系の中枢である視床下部(図1)に直接働きかけて、全身の交感神経の緊張をゆるめ、自律神経系の乱れを調整する効果があります。自律神経系は、内分泌系、免疫系と密接に関連しあっており(図2)、その乱れは様々な症状を引き起こします。
星状神経節ブロックはその様な症状を根本的に治療する唯一の方法といえます。

主な適応疾患
自律神経失調症、メニエール病、起立性低血圧、過敏性腸症候群、慢性疲労症候群、パニック障害、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息、慢性扁桃腺炎、突発性難聴、緑内障、眼瞼けいれん、月経困難症、更年期障害など
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